岡山県備前市、備前焼の里・伊部。
レンガ造りの煙突、積まれた薪、ノスタルジックな古い街並み。
町を歩くと平安時代から続く備前焼の重厚な歴史を感じる事ができます。
伊部の北側にある医王山301m。
登山口から延びる南東の急峻な尾根道を一気に上がると山頂に至ります。山頂部からの展望は素晴らしく、瀬戸内から岡山市街地まで見渡せます。さらに北には熊山山塊が広がり、標高500m以下の小山が連なっています。
↑南東方面は瀬戸内海が見えます。眼下に伊部の町。
↓南西方面は岡山市街地、児島湾の山々が見えます。
医王山北側の渓谷は郷土自然保護地域に指定されており、歴史のある古寺がいくつかあります。
周辺の自然景観と古寺が凛とした絶妙な調和を創り出しています。
↓鑑真所縁の福生寺本堂
←屋根に舞う、逆さ獅子。
熊山山塊は多くの遺構があり、山中には車道、林道、登山道、古道、街道、参道、巡視路など様々な道が入り混じっています。道と地形を観察すると、その違いが良く分かります。
この日は、複雑な地形と複雑な道を繋ぎながら高津山を経由して香登駅へ下山しました。
地図読みの練習には面白い山塊です。
紅葉はもう少し先でしたが、落葉した冬シーズンは木漏れ日が美しい山です。